総合内科の役割・教育

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ベッドサイド教育を大切にしています

たくさんの検査ができる医療機関で働いていると検査をしなければ診断ができないような錯覚に陥りますが、それは大きな間違いです。検査の重要性をないがしろにするつもりはありません。しかし、患者さんの訴えにしっかりと耳を傾け、基本的な身体診察を正確に行うことが診断には最も重要です。

養成目標

  1. 詳細な病歴を聴取し、基本的身体診察を行う能力を身につける
  2. 得られた情報を批判的に考察し、臨床推論を展開する
  3. コミュニケーション能力を高め、他職種と良好なチーム医療を行う

教育の一例

心電図セミナー

月曜日から金曜日の午前8:00-8:30は、宗像源之先生が心電図の読み方を講義します。研修医は毎年心電図検定を受けて腕だめしをしています。

研修医カルテチェック

研修医が当直で診療した全ての患者カルテは、宗像源之先生により赤ペンチェックが入ります。どうしてこの疾患を想起しなかったのかという厳しい指摘を受けることもあります。時には「よくできました」のハンコをもらってニッコリ。
「宗像先生の赤ペンチェックがあるので、この病院で研修することに決めました」という研修医が続出しています。

外来診療教育

内科初診外来で総合内科指導医が医学生や研修医と一緒に診療を行います。問診票だけを渡されて「病歴と診察所見から鑑別診断と必要な検査を考えること」と課題を与えられます。

最初の診療は一人で行うというプレッシャーの中で必要な情報を効率的に集め臨床推論を展開する訓練です。最後は指導医と一緒に診療を行います。診察した疾患に対するミニレクチャーも行なっています。

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